落ち込んだりもしたけれど、ポールとビートルズの本です

タイトルはふざけてますけど(ホッテントリメーカー作です)、中身は真面目です。
どうかよろしくお願いします。

ビートルズ関連本を二冊。

1冊目。
瀧島祐介著『獄中で聴いたイエスタデイ』
獄中で聴いたイエスタデイ
獄中で聴いたイエスタデイ瀧島祐介

鉄人社 2015-09-17
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「ビートルズと日本」熱狂の記録 ~新聞、テレビ、週刊誌、ラジオが伝えた「ビートルズ現象」のすべて ビートルズ・ストーリー Vol.4 1966 ~これがビートルズ!  全活動を1年1冊にまとめたイヤー・ブック~ (CDジャーナルムック) 誰も書かなかったビートルズ ザ・ビートルズ 国内出版物採集図鑑: ビートルズ来日後30年の出版物コレクション編年史 大人のロック! 特別編集 ザ・ビートルズ 奇跡のサウンド 全活動・全作品パーフェクトガイド (日経BPムック)


これはある意味トンデモ本です。
殺人を犯し、留置所に入れられていた一人の男が、そこでポール・マッカートニーと出会い、変わっていくハナシ。
ポールの人生と、その男=著者の人生が並行して語られていきます。
そして交わるはずのない男二人が留置所で出会い、(著者いわく)心の交流をする。

そもそもポールがなぜ日本の留置所に入ることになったのか。
古くからのファンはすぐにピンと来るでしょうし、若いファンはその事実を知らないって人もいるでしょう。
そう、有名な来日中止になった、1980年の大麻所持での逮捕劇でございます。
(ちなみにポールは実は1975年にもウイングスでの公演がビザの取り消しで中止になってますし、
2014年の急病による公演中止も記憶に新しいですね。日本とは相性が良いのやら悪いのやら)。

1980年1月16日。
当時、彼はウイングスとして(今度こその)初来日公演のため来日したものの、
スーツケースに入れて持ち込んだ大麻が成田空港の税関で発見され現行犯逮捕、東京の警視庁に移送
そしてポールは日本で逮捕され留置所に。

その時の出来事は、今となっては色々な場所で語られていると思いますが、それはあくまで周辺の出来事や事実関係をかき集めもの。その「中」での出来事をしることのできるのは、まさにそこにいた「留置」されてた人だけ。その中の一人が著者だということです。

ポール自身も思い出深い出来事だったらしく、後に日本の週刊誌に当時の思い出を語っています。



しかもただいただけではなく、この人は数回ポールと接触、会話をし、歌声まで聴いているのです。
それがタイトルにもなっているわけです。残念なのは、著者は当時ビートルズに詳しくなく、
獄中で歌われた歌が「イエスタデイ」以外の曲が何なのかわからずじまいな点です。
まぁ、そのあたりが逆にリアルさを醸しだしていますが。

犯した罪を償い、極道を辞め、新たな人生を歩き出す、その様子も語られていきます。
そこにはポールという存在があった、と。
ヤクザの世界のこととか、カタギになることの難しさとかビートルズやポールとは関係ない部分も、普通では決して知ることのできないないようで、それはそれで面白いです。ラストの2013年の来日公演の出待ちはちょっぴり蛇足な感じ(というか尻すぼみ感がスゴい・・)ですが、全体としては楽しく読めました。
交わるはずのない二人が奇跡的に出会ったとき、物語は生まれるのです。



2冊目。
ピーター・ドゲット著、奥田祐士訳『ザ・ビートルズ 解散の真実』
ありがちなタイトルではありましたが、中身は充実していました。
誰に肩入れすることもなく、冷静な筆致で描かれています。

ザ・ビートルズ 解散の真実
ザ・ビートルズ 解散の真実ピーター・ドゲット 奥田祐士

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結局バンドが解散する理由は二つしかないのかも。
金と女。
それは世界を手に入れたバンドですら変わらない。
音楽性の違いとか、アーティスティックな理由なんてもしかしたら解散の理由にならないのかも。
そんなことがまざまざと。
解散までの重苦しいビートルズと、解散後もそれを引きずりながら活動する4人。
解散してからすぐは、本当にビートルズだったこと、
再結成も含めた、ビートルズについて聞かれ続けることにうんざりした様子も伝わってきます。

もうページをめくる度に、訴訟とか、金とか、悪口とか、そんなんばっか。
聖人君子なんてどこにもいない。
この本を手にする中にはそれほどいないだろうけど、ビートルズの物語を美しく神話にしたいひとは絶対読まないほうがいいです。
読んでいて嫌になると思います。
読めば読むほど、うん、再結成とかあり得ないわ、ってなります。
ただ、複雑な要素が絡み合って、近づいたりしたことはあったみたいですし、
アンソロジーシリーズの際の集合はその一つの結果だったりが如実にわかります。

メンバー4人は神様なんかじゃなくて、生身の人間である。
描かれているのは、とても人間臭くリアルな姿。
音楽以外のリアルなビートルズがそこにはいます。

というわけで、どちらも純粋に音楽を扱ったものではない「変化球」な本ですけど、これはこれでアリなんじゃないかと。
普通のディスクガイドやバイオ本なんかに飽きてしまった人、一風変わったビートルズ本に出会いたい人にはどちらもオススメできる本ですよ!!





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