「読んだ本」紹介いたします。とりあえす今回の最終章。

「読んだ本」とりあえず今回はこれでラストにします。
また、紹介したい本が溜まったらやります。次はこんなに間があかないようにしたいです・・はい。

それでは、今回も強烈なラインナップです、どうぞー。


サルバドール プラセンシア(著) 藤井 光 (訳) 『紙の民』
痺れる小説でした。いろんな作家がやりそうでやらない物語でした。
ストーリーは土星対ロサンゼルス郊外の町のある集団。さらに紙の民やメキシコ生まれのリタ・ヘイワース、佐山サトルのタイガーマスクとか、いろいろな人が出てきます。ね、わけわからないでしょ。ストーリーのみならず文のレイアウトも自由奔放で(ちゃんと理由はあるのだけど)いきなり3段組になったり、黒塗りの部分があったり、徐々に印刷が薄くなったり、もう乱丁とか言い出す人が出そうなほどいろいろやってます。
ストーリーはあるようなないようなものなんだけど、たぶんいろんな作家が発想したりチャレンジしようと思うんだけど止める作りになってます、ようは誰もがやりそうだけどやらない大ネタを炸裂させてるんだけど、ちゃんと成立している、というよりそこが本書のキモだったりします。
突拍子もない小説を求めている人にはかなりオススメです。装丁、レイアウト、内容すべて込みで、紙の本で読みたい1冊です。
紙の民
紙の民
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サルバドール プラセンシア
白水社
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J・G・バラード 『J・G・バラード短編全集3 (終着の浜辺)』
まず最初に断っておくと、私はこの作家のことを何も知りませんでした、恥ずかしい。
イギリスの作家で、いくつかの作品が映画されてるけど、そのどれも観たことがなかった。
これまでの人生で縁のなかった作家といえる。
ただ、決まりきった作品や作家しか読まないという拘りもあまりないので、今回出会えたのは大げさにいうと運命なのかもしれない。
結果として、今回の出会いは良いものでした。
代表作や映画化されたものに触れてこなかったからとてもフラットな目線で作品に触れることができました。
冷たすぎず熱すぎない文体。ありそうでなさそうな舞台や状況、いそうでいない登場人物。けっして読みやすいとはいえないのだけれどなぜか読める、というか引き込まれる。もしかしたら短編というのがよかったのかもしれない。きっと長編だったら厳しかったんじゃないかと思う。なので今もって長編に手を出してみたいという感情は浮かんできていない。この短編でかなりお腹いっぱいな状態です。
それぞれが全然違う物語なので、その点でも作者の力量を感じることができます。SF寄りなものもあるけれど、そうでないものがほとんど。時代も場所もバラバラだし、繋がりはないのだけれど、その奥に流れる通奏低音のようなものを感じ取れます。するとそれが段々と心地良くなり、気がつけば夢中になっています。小説との出会いとしてはとても幸福なものであったと確信しています。そういう幸せな出会いって案外少ないんじゃないかと思います。
J・G・バラード短編全集3 (終着の浜辺)
J・G・バラード
東京創元社
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『竜兵会―僕たちいわばサラリーマンです。出世術のすべてがここに』
2009年のものなのですが、出てくる芸人の立ち位置はそんなに変わってないので、今でも読めました。
中身は芸人さんたちの竜兵会でのそれぞれの立ち位置や振る舞い方が書かれていて、一応はサラリーマンの処世術として読むこともできるものになってます。ま、あくまで芸人さんんたちのゆるい繋がりのなかですが、今の社会を反映してもいるので、参考にはなると思います、「ある部分では」のただし書き付きで。あ、竜兵会を知らない方はウィキペディア参照で。




手塚治虫 『手塚治虫シナリオ集成 1970-1980』
手塚治虫がワーカホリックすぎて生み出した功罪。功は漫画やアニメを世に広めたこと。罪はアニメーション制作を安くて苦しいものにしてしまったこと。私財を投げ打ってアニメ化に情熱をそそぐ手塚のもとでは、アニメーターたちはどんなに薄給でもついていく、そんなアニメ制作の現場を作り出してしまった張本人でもあるわけです。
そしてこの本は神様手塚の罪の部分。そしてその源泉。アニメーションのためのシナリオ集です。
漫画だけでも膨大な量を生み出したのに、これだけのシナリオやシナプスが残ってることに驚きます。もう頭の中が漫画とアニメの企画やアイデアで溢れかえってたんでしょうね。
もちろん物が物だけに荒削りな部分が多いですが、手塚の頭の中を覗き込むような感じで、漫画やアニメそのものとはまた違った面白さがあります。もちろん直筆のキャラクター設定やスケッチが掲載されてるのもポイント高いですし、自筆のお便り返信用はがきなんてものまで。
いろいろな面から楽しめる内容になってます。81-89年もあるので、そちらも読みたいです。
手塚治虫シナリオ集成 1970-1980 (立東舎文庫)
手塚 治虫
立東舎
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エイミー・E・ハーマン著、岡本 由香子訳 『観察力を磨く 名画読解』
普段から観察力の無さを嘆いてる身としましては、タイトルを見た瞬間に飛びつきました。
しかも名画読解なんて一粒で二度美味しすぎる。
結論としては観察力は訓練で向上することができる、ということでした。
結局は日々注意深く物事を見るってことなんでしょうけど、それにはやはりコツみたいなものも必要、ということで、この本はその練習を名画でやるってわけです。
ときには全体を見渡し、時には細部に集中し、ときには逆さまに、時には反対側に回って、といろんな角度から物事を見ることが大切だし、対象を見るときにはなるべくフラットに、バイアスをなくした状態で冷静に見る必要がある。
そのやり方とヒントをしっかり伝えてくれる本になってます。
観察力を磨く 名画読解
エイミー・E・ハーマン
早川書房
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ダニエル・J. レヴィティン (著) 西田 美緒子 (訳) 『音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか』
音楽はいったいどこからやってくるのか?どうやって私たちの心に刻まれるのか?
心を動かされる歌とそうではない歌があるのはなぜなのか?
なんでこんなに音楽が好きなのか、ロックが好きなのか、自分でもわからない。
音楽は音程、コード、音質、リズムのように分けて分析することはできるけれど、それがなぜ感動を呼んだり、興奮を巻き起こしたりするのか。まさに感覚とか感性という言葉で片付けるしかない世界だと思ってましたが、その秘密を科学的に解き明かそうとした本です。
こうやって書くと学者が小難しい用語や式やデータを並べ立てたものを想像してしまいそうだが(実際本書の装丁がそっち寄りなので実に勿体無いと思ってます)、そんなことはなくて、できるだけわれわれにわかりやすく伝えようとしてくれてます。ロックアーティストの名前やバンドも沢山でてきて親近感が湧きます。ビートルズ、ストーンズ、レッド・ツェッペリンの名前や曲が度々出てくるのは作者の趣味だろうし、R.E.M.やエイミー・マンの名前が出てきたときは私もテンション上がってしまいました。
そもそも作者の経歴がこの本を面白いものにしています。というかこの人でなければ書けなかったであろうと言えます。
もともとはミュージシャン志望でしたが上手くいかず、レコーディングエンジニア、プロデューサーとして活動します。やがて三十代になって音楽への疑問の答えをさがすため、スタンフォード大学に入り、神経心理学や認知心理学を学びます。その後学位や博士号を取り、心理学と行動神経学の教授として研究を行っている。なんか凄い経歴の持ち主です。
なので音楽の知識を持ちながら、脳に関する研究を続けたその成果が本書とも言えます。
普段われわれが意識しない音楽の聞き方、どんな風に聞いているか、聞こえているか、その時脳はどんな働きをしているのかを知らせてくれています。その様々な事実や結果に、はっとさせられっぱなしでした。
音楽が好きな著者が音楽に関する脳の働きを、科学者目線と同時に我々と同じ音楽好き目線で語ってくれる本書は、ありそうでなかったもので、オンリーワンな楽しさと知的興奮を与えてくれます。
ただ、ピアノとかギターとかちょっとだけ音楽を齧ったことがある人のほうがすんなり理解できるかもです。
音楽好きな脳―人はなぜ音楽に夢中になるのか
ダニエル・J. レヴィティン
白揚社
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ちょっと堅めのものが多かったですかね?でもどれも読み応えのある本です。
では、今回の読んだ本はこれで一旦終了です。また面白い本が溜まったらやります!!

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「読んだ本」紹介いたします。クセの強い5冊です。

音楽ブログは一旦お休みし、読書ブログになってます。
いや、ブログタイトルどおり、もともと2本とも主軸のブログなんですけどね・・・。

はい、音楽も本も好きな私がお送りしておりますブログでゴザイマス。

では、今回も「読んだ本」紹介いたします。


伊藤 比呂美 『切腹考』
とても不思議な感覚の一冊。
エッセイのようであり、評論のようであり、ドキュメンタリーのようであり。
著者の伊藤さんの「新訳 説経節」を読んで感銘を受けたので、同種の物語集かと思ったら全然違った。
装丁も似てるので騙された。でも読む価値のある一冊だった。
とても陳腐な言い方をすると、人生の詩が描かれている。そこには、切腹についての話や、森鴎外の話や年老いた夫の話など、作者の生きてきた足跡のようなものがの書き綴られている。そして、それこそが彼女にとっての詩なのである。そう、彼女は詩人なのである。なんのことかよくわからないだろうけど、そういう一冊なんです。
生きること死ぬことに関心がある人にはとても意味のある本かもしれない。
切腹考
切腹考
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伊藤 比呂美
文藝春秋
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『〆切本』
読む前から、素晴らしいアンソロジーだと確信してました(笑)。
名だたる文豪、作家たちの〆切との攻防。葛藤や諦め、逆ギレ、嘘、開き直り、逃亡、あらゆる〆切との戦いがそこにはありました。ただ、〆切を守れなかったためしがないという優等生な人たちもいて、その人達の書く「〆切を守れない意味がわからない」的文章もそれはそれで面白かったです。村上春樹さんなんかはこっち側の人ですね。いずれにせよ、「〆切」に対してのそれぞれの文章がその人の性格が如実に出ていて興味深いし、文豪だって書けないときは書けないし、言い訳もするし、逃げもすることがよくわかりました。〆切を守る守らないと文章の内容や美しさももあまり関係ないこともよくわかりました。とても納得できるものもあるし意外な発見もできる、どちらも味わえる、良アンソロジーです。
〆切本
〆切本
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夏目漱石 江戸川乱歩 星新一 村上春樹 藤子不二雄Ⓐ 野坂昭如など全90人
左右社 (2016-08-30)
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『〆切本2』
前作のヒットにより出された2冊目。今回も作家と〆切との熱い戦いの歴史が集められています。
読後に思ったことは「〆切がない世界より、ある世界の方が、きっと良い作品が生まれる」ってことですね。
〆切がない世界だと、完璧主義者と才能はあるが駄目な人の2つのグループの作品が世に形となって出てきませんからね。
そういう意味でも〆切(編集者って言い方もできるけどね)ってのは素晴らしいものなのだな、と。
読む側にとってはってことですけども。
風前の灯火の出版業界としてもこの売り方は参考になるんじゃないですかね。
〆切本2
〆切本2
posted with amazlet at 19.02.18
森鷗外 二葉亭四迷 武者小路実篤 北原白秋 石川啄木 芥川龍之介 横溝正史 小林多喜二 丸山眞男 水木しげる 山崎豊子 田辺聖子 赤塚不二夫 高橋留美子 穂村弘 福沢諭吉 源氏鶏太 山本有三 ドストエフスキー 夢野久作 石川淳 山本周五郎 太宰治 松本清張 梅棹忠夫 安岡章太郎 井上ひさし 宮尾登美子 向田邦子 川上弘美 リリーフランキー 川上未映子 町田康 萩原朔太郎 滝井孝作 深沢七郎 五味康祐 小川国夫 吉村昭 校條剛 團伊玖磨 河野多惠子 五木寛之 片岡義男 堀辰雄
左右社 (2017-10-07)
売り上げランキング: 29,650


名前載せすぎじゃね(笑)?




林家木久扇 『バカの天才』
落語の前の「まくら」を集めたまくら集です。
まくらとは、落語の本題に入る前にするお話のことです。本編のフリもあれば、ただのフリートークみたいなものもあったりと、
観客を温める役割を果たすわけですが、ここも落語家の実力がためされる部分でもあるわけです。
この本は笑点でもおなじみの林家木久扇師匠の「まくら」を集めた1冊です。
元も子もないことを言うと、これ多分、生で聴くことの十分の一くらいの面白さになってる気がします。
話し言葉を文章にしてるのもそうだけど、やはり落語本編同様、間やリズムがあってのものだと思います。それでも十分に面白いのだけど、だからこそ直に聞いたら本編に度々でてくる(爆笑)の連続なのではないかと。
30年の間に披露されたまくらが一度に読めるという点でも貴重だし、元祖おバカキャラ?の木久扇師匠の真の実力?が垣間見えるのもそれはそれで貴重なのではないかと思います。
タイトルが木久扇師匠のことを的確に表しすぎてて、素晴らしいですね。
林家木久扇 バカの天才まくら集 (竹書房文庫)
林家 木久扇
竹書房
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巻来功士『連載終了!』
『ゴッドサイダー』などで有名な漫画家の、自伝的かつ、ジャンプ黄金期の舞台裏。
まさにドンピシャ世代の私は、かなりぐっとくる内容でした。
当時のトップ勢力の少し後ろを走っていた人ならではの視点、描き方がよりリアルに当時のことを伝えている気がしました。
さらに言うと、漫画「編集者」という職業がどんなものなのかを学べる本にもなってるかもしれません。
ちなみに『ゴッドサイダー』好きでした、私。
あの伝説の『メタルK』読みたくなった!!
連載終了! 少年ジャンプ黄金期の舞台裏
巻来功士
イースト・プレス (2016-02-07)
売り上げランキング: 82,233


今回もかなりクセの強い5冊になりましたが、どれもおすすめです。ぜひぜひ!!
そして「読んだ本」まだ続くんです!!よろしくです!!

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引き続き「読んだ本」紹介いたします。今回の5冊もおすすめです。

溜まった「読んだ本」紹介しています。
早速今回もいきませう。


佐野 眞一 『唐牛伝 敗者の戦後漂流』
どこでどうやってこの本を知ったのか思い出せない。アマゾンが勧めてきたんだっけかな。ただ唐牛伝というタイトルに何かを感じたのは確かで、だからこそ読んだわけです。
唐牛伝=唐牛健太郎という人物の伝記、でした。
唐牛健太郎という人物のことは全くしりませんでした。それどころか、安保闘争や学生運動のことも、言葉は知っていても、中身は何も知らないに等しい。そんな自分の無知を思い知らされるとともに、この唐牛健太郎という人間の人生に惹かれました。
魅力溢れる不思議な男、それが読後の印象でした。
描かれ方が、周りの人間からみたその人間の人生のピーク(唐牛健太郎の場合、60.4.26国会前バリケード突破闘争)を大きく取り上げるだけではなく、その後の人生にもしっかり焦点を当てたものになっていて、そのおかげで唐牛健太郎という人物とその人生がしかと浮かび上がっていました。
歴史の表舞台に堂々と登場する人物ではないけれど、大きな人物(偉大とは敢えて言わない)であったことは間違いないし、やはり人ひとりの人生とは、それぞれに語るべきことがあるのだろうと思いました。
唐牛伝 敗者の戦後漂流
佐野 眞一
小学館
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伊藤彰彦 『映画の奈落: 北陸代理戦争事件』
現実は小説よりも奇なり。映画の世界と現実が重なり合い、落ちていく。
実は映画自体は観てないのですが、ベラボーに面白かったです。
本書は実録ヤクザ映画『北陸代理戦争』の舞台裏に迫った戦慄のドキュメント本。本来なら『仁義なき戦い』シリーズの最終作になる予定だったものが、紆余曲折あって、『北陸代理戦争』となった。そしてそこには、映画人とヤクザとの現実と映画が入り組んだ中でのやりとりが存在した。「実録」という言葉が軽い枕詞のようになっている昨今では信じられないような出来事が描かれています。だってモデルとなったヤクザが、物語と同じように殺されちゃうんですよ。日本怖ってなりました。これは映画も観るしかないなと思ってます。
映画の奈落: 北陸代理戦争事件
伊藤彰彦
国書刊行会
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深作 欣二 高野 育郎 『仁義なきバトル・ロワイアル』
上の本の流れから。「バトル・ロワイアル」公開時に出版された深作欣二本です。
もう、タイトルがアレな感じなんですが、中身は深作監督の監督人生や創造のあれやこれや、映画にかける思いなんかが語られています。『北陸代理戦争』はまだ観れてないんですけど、『バトル・ロワイアル』は見ました。この本読んでから見ると面白さが増すはずです、って今更言ってみます(笑)。
仁義なきバトル・ロワイアル
深作 欣二 高野 育郎
アスペクト
売り上げランキング: 1,187,757





せきしろ『たとえる技術』
せきしろ氏の文章はなぜか勝手に親近感というか親しみやすさがあって、それが何なのかわからなかったんだけど、最近わかりました。せきしろ氏はもともとラジオのハガキ職人だったそうで、それが親しみやすさの原因だったのです。そう、何をかくそう私もラジオ大好き人間。今でも伊集院さん、バナナマンのラジオは毎週欠かさず聴いています(ここでは音楽系の話は抜きますからね)。
毎週送られてくる技術の高いハガキ職人たちのネタと、文体が近いんですよね。そのことを知って一気に腑に落ちました。しかも今回の『たとえる技術』は、よりラジオのネタに近い内容となっているのでなおさらそう感じたわけです。ラジオだったら、『新しいたとえを考えようのコーナー』って感じで、リスナーからハガキ募集できそうですし、書かれてるのもまさにそんな感じのたとえ方ですし。
人生の役に立つかどうかはわからないけど、頭をやわらかくするための、よい刺激にはなる1冊です。
たとえる技術
たとえる技術
posted with amazlet at 19.02.17
せきしろ
文響社
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山田航ことばおてだまジャグリング
続いても「言葉本」です。著者の山田航氏のことは全く知らなかったんですけど、歌人だそうです。ただ、本書は短歌についてなどではなく、ひたすら言葉と遊んできた著者の、その遊びについて楽しく語ったものです。
回文、アナグラムはもちろん、しりとり、クイズ、スプーナリズム、パングラムといったものまで、ありとあらゆる言葉遊びが結構なフザケた感じで披露されてます。
言葉に敏感であろうとする人ほど楽しくてたまらない1冊だと思います。私は楽しむと同時にひたすら感心してしまいました。
ことばおてだまジャグリング
山田 航
文藝春秋
売り上げランキング: 352,304


今回の作品いかがでしたでしょうか。どれもおすすめです。
まだちょっと続きます!!



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